金 禹賢(キム ウ ヒョン)
(多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科4年)
作品テーマ:風神と雷神
作品の種類:静止画
コンセプト
日本の神様「風神と雷神」を可視化。風神とは、風を司る神。雷神とは、雷(水火)を司る神。日本には、四季があり自然との調和の中に生活がある。風や雨は、農業などに潤いをもたらすものであり、また災害の由縁でもある。人間生活に支障が出るような猛威にならないように風神・雷神が広まってきたと察する。仏教の中では、風と雷が災いをもたらすものとして描かれたり、造形(三十三間堂の千手観音の周り)されている。風神雷神図として俵屋宗達筆の屏風画が有名であるが、自分が想像する容姿で描いてみた。風神は、風で吹き飛ばし、雷神は、雷を落とす。風神と雷神の戦いをダイナミックに表現し、その戦いを楽しむ二神の表情を特に精密に描いた。
<制作物>
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